親知らず③
今日は下顎の親知らずを抜く手順を紹介します。
左下の親知らずを抜くことになりました。横向きになっていて普通には抜けなさそうです。
拡大するとこんな感じです。
お口の中ではこんな感じ。
歯の頭の一部のみ見えています。歯ブラシが届かず、虫歯になってきています。
まずは麻酔をします。麻酔が効いているのを確認後、歯ぐきを切開します。
そして歯ぐきの下にある骨が見えるように剥離していきます。
切開・剥離をしましたが、このままでは前の歯が邪魔して抜けません。
なので歯を分解します。
こんな感じで頭の部分を切断します。
そうすると、根っこの部分がでてこれるスペースが出来るので抜くことができます。
抜けました。
あとは歯ぐきをもどして、縫合です。
単純に手順を紹介しましたが、それぞれに術後の痛みや腫れがでにくいようなポイントがあるのです。
あとは、1週間後に消毒と抜糸をします。 麻酔をしないでそのまま糸をとりますがほとんど痛みはありません。
たばこを吸う人は痛みが強くでて、長引くことがあります。血流が悪くなるので治るために必要な血餅(かさぶた)が出来にくいためです。 外科処置をするときはたばこを控えましょう。
つづく・・・