親知らず①
こちらのレントゲン写真、歯科医院に行ったことがある方なら撮影したことがあると思います。
注目してほしいのは親知らずです。
親知らずは智歯とよんだり、第三大臼歯とよんだり、真ん中から数えて8番目なので8番とよんだりします。
8と書いてあるのが親知らずです。下側の親知らずは他の歯と比べると斜めになっているのがわかると思います。 他の歯と同じように真っ直ぐ生えていて歯ブラシもしっかり出来ていれば抜く必要はないのですが、こんなふうに斜めだとお口の中では中途半端に一部しか出てきません。そうなると、相当がんばって気を付けて歯みがきしないと綺麗にしておくのは難しいです。いや、無理かもしれません。。どうしても7番目の歯との間に食べかすなどが入り込んできます。
食べかすなどがつまったままだと、当然虫歯になります。智歯周囲炎といって親知らずの周りが炎症を起こして腫れて痛みがでてしまうことも多々あります。また口臭の原因にもなります。7番目の歯まで虫歯になってしまうので早めに抜いた方がよさそうです。
次に、上下の歯は大体同じ番号の歯同士が咬み合うのですが、斜めに生えてきているとうまく咬み合えません。大人の歯(永久歯)はどこかにぶつかるように生えてきてしまうので、上側の親知らずが下アゴの歯ぐきにぶつかるようになってしまい噛むたんびに痛いということも起こってきます。
うまく8番目の歯も咬み合ってくれていればよいのですが、痛みの原因になってしまったり、他の歯に悪影響だったりする場合は抜くことをおすすめします。
しかし、斜めに生えていて一部しかでてきていない歯は抜く時に気を付けなければなりません…
つづく