施設での研修
先日、春日部の彩光苑という特別養護老人ホームでiDiが主催し口腔ケア、摂食・嚥下の間接訓練、胃瘻の患者さんのケアなどの研修会が開かれました。
僕と衛生士の守さんは指導者として参加させて頂き、微力ながらお手伝いさせて頂きました。
全国から30名近くの歯科衛生士さんが参加していました。 施設のスタッフのみなさん、患者さんの協力もあり、とても勉強になった1日だったと思います。
僕は胃瘻で口から食べていない患者さんにも口腔ケアは必要だということ、なぜ必要なのか、どうケアするのか、また再び口から食べたいという希望があったときにどうすればいいのか、などということをお話させて頂きました。 人に教えることで自分の知識の整理にもなって、とても良い時間をすごすことができました。
今回、診た胃瘻の患者さんの中にも嚥下する能力はあるのに一切口から食べていないかたがいました。 胃瘻になってしまったら口からはもう食べることができないと考えている人が多くいるように思います。
胃瘻は胃瘻で、しっかり栄養がとれるいいものだと思います。しかし、しっかりケアし訓練すれば、お楽しみ程度だとしても口から食べることはできるようになります。
しっかり勉強した歯科医師、衛生士が増えて、患者さんが喜ぶといいな~と思います。
歯科医師 徳永