VF(嚥下造影検査)
以前書いたVE(嚥下内視鏡検査)とはちがった、嚥下状態の検査があります。
それがVF(嚥下造影検査)です。この検査は造影剤をつけた食べ物を摂食・嚥下している様子を顔の側面からエックス線で撮影するもので、食べ物がどこにあるのか、どこを通っているのかがリアルタイムで観察できます。
口の中でモグモグして、飲み込んで、きちんと食道へ流れていくのか、気道へとまちがって流れていかないか等とてもわかりやすくみる事ができます。
エックス線の被ばくがありますが、痛みなどはまったくない検査です。
大きな機械なので専門病院に行って撮影していただきます。
この検査によって誤嚥しているのかの確定診断ができます。
誤嚥しているのでもう口から食べてはいけないと言われてしまう患者さんがいます。そうなると胃瘻などで栄養をとることになります。
食べることができないと人生おもしろくありません。
いいやま歯科医院の訪問歯科では胃瘻で生活している患者さんや、うまく食べる事ができない患者さんに少しでも食べれるようになってもらえるよう治療に取り組んでいます。
歯科医師 徳永