震災
「日本で、大きな地震が起こったらしいぞ」
突然の会話から始まりました。その時私は、ベトナムで学会があり、ちょうどこれから午前中の発表が終わり、皆で食事をすると言って席につく直前。その中の一人の歯科医師が皆に発した一言でした。
「え?地震?」
迷わず私は歯科医院に電話! スタッフが恐れ怖がっていることが電話から伝わってきました。すぐに身の安全を支持するも、女性とは肝っ玉が据わっているのか、大丈夫ですとの返事
少し安心するも、矢継ぎ早に家族に電話。こちらも恐れてはいたものの、「もう大丈夫!」とのこと。
でも、私自身が怖さを感じたのはここからでした。周囲の歯科医師の中には東北からきた方もおり、被害が尋常ではないことが伝わってきました。なおかつ暫くすると電話が一切どこにも通じなくなる。
周囲の皆も色々な方法を試すが、一向に日本の状態がつかめない。
不安だった! どうすることもできなかった! 偶然にも私は、2日後の飛行機に乗ることができ、なおかつ偶然にもその時だけ成田から電車が動いてしました。
震災から2日後に日本に着いた時の落ち込んだ日本を見たときは、決して忘れません。
でも、もうあれから4年がたっているのですね。
早かったのか、それとも長かったのか。
東北の方は、想像を絶する状態でしたね。いまだに2500名を超える不明者とは筆舌に尽くしがたい事実。私としても決して忘れないように肝に銘じております。
文章で書くと、軽々しくなってしまうかもしれませんが、本当に応援しています。